シャンプーした後に髪がきしむ…指通りが悪い…
一度は体験したこと…ありませんか?
今回はなぜ髪がきしむのか、どうしたらきしみが治るのか。さらに、意外なきしみの原因も合わせてご紹介していきます!
1.髪のきしみはキューティクルがカギ!
シャンプー後に髪がきしんでしまうのはキューティクルが原因なんです。
キューティクルが開いていたり、傷ついていたりすると、髪同士がこすれて、摩擦で引っ掛かりを感じてしまうんです。
キューティクルが開いている&傷ついていることがきしみの原因だったんです!
どうしてキューティクルは開いてしまうの?
キューティクルはもともと開いたり閉じたりする性質を持っています。
それをコントロールしているのが、pHなんです!
キューティクルとpHの深すぎる関係は別の記事で詳しく解説していますので、こっちも読んでみてください!
そもそもpHって何だっけ?って方も、読んでほしいです…大学院までずっと化学の研究をしてきた僕が、できるだけわかりやすく解説してます!!
さらに詳しく
キューティクルが閉じて、ベストな状態になるのは弱酸性で、pHは4.5~5.5くらいです。
pH4.5~5.5の弱酸性でシャンプーできれば、キューティクルが開かないので、きしみを少なくできるんです!
2.キューティクルの傷もきしみの原因に…
きしみの原因はキューティクルが開いてること…だけじゃないんです!
キューティクルの傷も、きしみの原因!
キューティクルが傷つくと、傷同士が引っ掛かりやすくなってしまい、髪同士の摩擦が起きてしまいます。
- シャンプーの洗浄成分
- パーマやカラー
- シャンプー後のケア
キューティクルが傷つくのはこの3つが大きな原因です。
シャンプーの洗浄成分
シャンプーには洗浄力が強いものや弱いものがあります。その違いはシャンプーに配合されている洗浄成分です。
洗浄力が強いというとは、それだけ髪への刺激が強いということです!
髪への刺激が強い洗浄成分はキューティクルを傷つけてしまうんです。
洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、髪のきしみの原因になってしまうんですよ…
パーマやカラー
パーマやカラーは薬剤でキューティクルを開いて、パーマ剤やカラー剤を髪の内部まで浸透させていきます。
カラーやパーマで使う薬剤も日々進化しているので、髪へのダメージを極力少なくするようになっていますし、美容師さんの技術でもダメージの残り具合もかなり変わってきます。
けどやはり…
キューティクルはダメ―ジを受けてしまいます。髪は死滅細胞なので、キューティクルが傷ついたり、剥がれ落ちたりすると元には戻りません!
頻繁にパーマやカラーをする人は注意が必要です。
シャンプー後のタオルドライ&自然乾燥はNG
シャンプー後はタオルドライして髪は自然乾燥…これ、結構やってる人多いんじゃないでしょうか?
シャンプー後の濡れた髪はキューティクルが緩んでいます。
キューティクルが開いたまま自然乾燥すると、髪の毛が乾いてもキューティクルはしっかり閉じず、中途半端になってしまうんです。
キューティクルが開きかけの状態だと髪が引っかかったり、乾燥しやすくなったりして、ギシギシきしむようになってしまいます。
ドライヤーの熱ダメージを心配する方もいると思いますが…
熱のダメージよりも、きしみや乾燥でキューティクルがダメージを受ける方が、髪にとっては悪影響なんですよ。
3・きしみを感じるのはノンシリコンシャンプーが原因?
ノンシリコンシャンプーに変えたら、髪がきしむ…
そう感じる方って、意外に多いんです。
髪にいいと思ってノンシリコンシャンプーに変えたのに…と思うかもしれません。
実は…きしみを感じるのもシリコンが原因なんです!
どうしてきしみを感じるの?と思いますよね
それは、今まで髪をコーティングしていたシリコンが取れてしまったから!
シリコンは髪をコーティングして、髪の質感を良くしてくれます。
ノンシリコンシャンプーは髪をコーティングするシリコンが配合されていないので、髪が本来の状態(すっぴんの状態)になるんです。
シリコンでコーティングされた髪とすっぴんの髪を比べれば…当然すっぴんの髪の方が、髪同士も引っ掛かりやすくなります。
シリコンでコーティングされた髪の質感に慣れてしまっていると、ノンシリコンシャンプーへ変えてすぐは髪のきしみ感が気になるかも…
しばらく使ってみると、きしみ感も無くなってきます!
4.髪のきしみをなくすには
髪がきしまないようにするためには、キューティクルのことを考えてあげましょう!
ここからは、おすすめの対処法を3つご紹介します。
アミノ酸シャンプーに変えてみる
キューティクルを傷つけてしまうシャンプーの特徴は、洗浄力が強いシャンプーでした。
アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドで低刺激な弱酸性のシャンプーです。なので、髪のことを考えるなら、アミノ酸シャンプーがおすすめです!
自分に合った、アミノ酸シャンプーに変えることで多くの人が悩んでいるきしみは解消していきます!
実際僕も、毎日のシャンプーをアミノ酸シャンプーに変えたら、きしみもなくなりましたよ!
美容院のヘアパックやトリートメントで髪をケアしてあげることも大切ですが、毎日のシャンプーを見直してあげることの方が大切です。
トリートメントを使う
パーマやカラーなどが原因でキューティクルが傷んでしまっている人はアミノ酸シャンプーに加えてトリートメントを使ってみてください!
トリートメントはキューティクルをコーティング&補修するので、髪がきしむのを予防してくれます。
髪には自己修復機能がないので、予防してあげることがとても大切です。
タオルドライ後にはドライヤーを!
タオルドライで、優しく水分を切ったら、ドライヤーで髪を乾かしてあげましょう!
髪が乾けば、キューティクルは閉じるので、しっかりドライヤーで髪を乾かしてキューティクルを引き締めてあげましょう!
6.まとめ
今回は髪がきしむ原因と対策についてご紹介しました。髪のきしみってかなりストレスになりますよね…
自分に合ったヘアケアをすることで、きしみは解消できます。
自分に合ったヘアケアって何だろう…?と思ったら、まずはアミノ酸シャンプーに変えてみることがおすすめですよ!