毎日のシャンプー後に、コンディショナーやトリートメントを使いますか?
コンディショナーなトリートメントをどうして使うのか、知っていますか?
シャンプーとセットな気がしてなんとなく使っている…という方もいるかもしれません。
今回はコンディショナーやトリートメントにどんな効果があるのかを詳しく解説していきます!
リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
シャンプーを洗い流したあとに髪につけるモノといって何を思い浮かべますか?
リンス、コンディショナー、トリートメント
この3種類がすぐ思い浮かびませんか?
ただ、それぞれにどんな特徴があって、どう違うのか、意外と知らない人が多いんです。
それぞれの特徴を知ると、どれが自分の髪に合っているのか、選びやすくなります!
まずはリンス、コンディショナー、トリートメントの特徴をそれぞれ見ていきましょう!
リンスとコンディショナーの違いって?
リンスとコンディショナーの目的は一緒です!
髪表面、特にキューティクルを保護することで、指どおりをよくすることが目的です。
リンス(rinse)は「すすぐ」とか「ゆすぐ」というのが本来の言葉の意味です。
コンディショナー(conditioner)には「状態を整える」というのが言葉の意味です。
リンスとコンディショナーには具体的に違いがあるんでしょうか?
リンスの役割はキューティクルを閉じること
リンスは昔石鹸がシャンプーとして使われていた時に活躍していました。
石鹸のデメリットを解消するために、開発されたのがリンスの始まりなんです!
石鹸や石けんシャンプーは弱アルカリ性です。
髪や頭皮は弱酸性に保たれていて、弱アルカリ性になると、髪表面のキューティクルが開いてしまいます。
キューティクルが開いた状態は、髪にとってよくありません。
普段は閉じているキューティクルが開いていると、髪内部の栄養や水分が流れ出してしまったり、髪をすすいだ時にきしみを感じます。
髪を弱酸性に戻して、開いたキューティクルを閉じてあげ、髪をすすぎやすくするためにリンスが使われるんです。
一方、コンディショナーにはシリコンが多く配合されています!
なので、コンディショナ―は、リンスよりも髪表面をコーティングする効果があります。
最近は弱酸性のシャンプーも多いので、弱アルカリ性を弱酸性に戻して指通りをよくするリンスは減ってきています。
けれど、洗浄力が強いシャンプーや紫外線、カラーやパーマでキューティクルが傷んでしまっている人が多くいます。
弱酸性に戻してキューティクルを保護するよりも、キューティクルをコーティングして保護することが必要になったんです!
なので、傷んだキューティクルをコーティングできるシリコンが入った、コンディショナーが主流になっているんです。
ここまでのまとめ
リンス
髪を弱酸性に戻してキューティクルを閉じる → 指通りをよくする
コンディショナー
シリコンなどを使って髪表面をコーティング → 指通りをよくする、髪の痛みを和らげる
コンディショナーとトリートメントの違いは?
トリートメントの最大の特徴は髪の補修ができるところです!
リンスやコンディショナーは髪の表面をコーティングすることで指通りを良くすることが目的でしたが、トリートメントは補修成分が浸透して、傷んだ髪を内側から補修することが目的です。
なので、トリートメントにはコンディショナーに比べて補修成分が多く配合されていることが多いです。
カラーやパーマ、紫外線などが重なり、キューティクルだけでなく髪内部までダメージを受けてしまったときに、ヘアケアができるのでおすすめです!
ただ、トリートメントとコンディショナーの定義はメーカーによってあいまいではっきり決まってないんです。
コンディショナーにも髪の補修成分をしっかり配合しているモノも実はたくさんあるんです。
3つを比較してみると…
- リンスは弱アルカリ性から弱酸性に戻してキューティクルを整え、髪を保護することが目的
- コンディショナーはシリコンで髪の表面をコーティングして保護することが目的
- トリートメントは補修成分をたくさん配合することで、髪の内側から髪を補修することが目的
こんな感じで分けられます。
ただ、コンディショナーとトリートメントには明確に違いがない場合もあります!
髪を補修する成分の量は
トリートメント ≧ コンディショナー > リンス
の順になります。
- パーマやカラーで髪のダメージが気になる → トリートメント
- シャンプー後のきしみや髪のパサつきが気になる → リンス、コンディショナー
このような特徴があるので、自分の髪質に合わせて使い分けることが大切なんです。
コンディショナーやトリートメントは必要?不要?
トリートメントやコンディショナーがいらないシャンプーもあるんでしょうか。
実は、コンディショナーやトリートメントなしでも、きしまず洗えて、髪もさらさらになるシャンプーがあるんです。
コンディショナーやトリートメントは髪のきしみやパサつき、ダメージを改善するために使います。
髪のきしみはシャンプー後にキューティクルが開いていたり傷ついていることが原因でした。
- シャンプー後にキューティクルが開かず、髪がきしまない
- 髪の補修成分や保湿成分がシャンプーに配合されている
- シャンプーで皮脂を落としすぎない
こんなシャンプーであれば、コンディショナーやトリートメントは必要ありません。
アミノ酸シャンプーなら、コンディショナー不要?
コンディショナーのいらないシャンプーとしておすすめなのが、アミノ酸シャンプーです。
アミノ酸シャンプーはアミノ酸から作られた洗浄成分が配合されているシャンプーのことです。
洗浄力もマイルドなので、頭皮に不要な汚れだけを洗い流すことができます。
さらに、弱酸性なのでシャンプー後にキューティクルが開かず、髪もきしみにくいんです!
アミノ酸シャンプーは頭皮バリアに必要な油分は落とさないので、自然と保湿につながります。
さらに、保湿成分や髪の補修成分を配合しているアミノ酸シャンプーも多くあります!
ただし、パーマやカラーを繰り返してダメージのある髪にはコンディショナーやトリートメントは必要です!
髪にダメージがあると、キューティクルが傷ついているので、どうしてもきしみを感じてしまいます。
さらに、傷ついたキューティクルのすき間から髪の栄養も流れていってしまうので、髪をコーティングしてあげてください!
コンディショナーやトリートメントの注意点は?
ここからはコンディショナーやトリートメントを使うときの注意点を紹介していきます!
頭皮にはつけないで!
コンディショナーとトリートメントは髪を補修やコーティングで保護することが目的です。
髪につけるための製品なんです。
頭皮にはつけずに、毛先につけることを意識してください!
ダメージのある髪につけてあげることがとっても大切なので、頭皮につけても意味ありません。
それどころか、頭皮にとっては汚れになってしまいます。
シャンプーで頭皮をキレイにしたのにすぐに汚れを塗っていることになりかねないので、毛先に塗ってくださいね!
つける順番も大切!
トリートメントを使うなら順番も大切です!
シャンプー後に、まずトリートメントをつけてください。
トリートメントには髪の内部へ浸透して内側から髪を補修する成分が入っています。
なので先にコンディショナーを塗ってしまうと、髪がコーティングされて補修成分が髪の内部へ入っていけないんです。
シャンプー → トリートメント → コンディショナーの順番で使ってください。
トリートメントにも髪をコーティングするシリコンが入っていたり、コンディショナーには髪の補修成分が入っていたりします。(メーカーによってもコンディショナーとトリートメントの定義はあいまいです。)
ハイダメージ毛じゃない限り、シャンプー後に使うのはコンディショナーかトリートメント、どちらかで充分だと思いますよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、シャンプー後に使う、リンス・コンディショナー・トリートメントのそれぞれの特徴と使い方について紹介しました。
アミノ酸シャンプーならシャンプーだけでもきしみを感じることなく、洗い上げることができますが、ダメージ毛の方はトリートメントなど使って、ヘアケアしていきましょう!