シャンプーもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。シャンプーの特徴が分かれば、自分の髪や頭皮の状態に合わせてチョイスできるんです!
シャンプーの特徴を知るためには、成分表を見極めることが大切です。
今回は、シャンプーの成分表を見て、シャンプーの特徴を知るためのポイントを解説していきます!
1.シャンプーやトリートメントを選ぶとき、どこを見る?
食品、化粧品、もちろんシャンプーやトリートメントにも成分表がついています。
成分表は、その商品の中に何が入っているのか、まとめて書かれている一覧表です。
「そんなこと、当然しってるよ!」って思われる人も多いですよね。
けれど、シャンプーを買うとき、成分表をチェックして買い物していますか?
チェックしてない人のほうが多いんじゃないでしょうか。
シャンプーを買うときは必ず成分表をチェックしてください。
たしかに、成分表のすべてを理解することは難しいです。それは商品開発者や研究者のレベルです!
けれど、シャンプーをチェックするときのポイントは意外と少なくて簡単なんですよ!
そのポイントを紹介していきますね。
実際に成分表をチェックしてみよう!
ここからは、成分表を見たときにまずチェックするべきポイントを紹介していきます!
一見呪文みたいな成分表も、ポイントを押さえておくだけでオッケーなんです!
実際に成分表を見てみましょう!
以前、トライアルセットを使ってみたシャンプー「&honey」の成分表です!
成分表を確認するとき、知っておきたいポイントがあります。
成分表のチェックポイント
- 成分表は配合量の多い順に書いてある
- 配合された成分はからなずすべて書いてある
- 配合量が1%以下の成分は順不同でよい
「成分表は配合量の多い順に書いてある」これがとっても重要なポイントです。
シャンプーは水が一番多く入っています。だから、一番初めに書いてあるのは「水」ですよね。
その次に多いのは洗浄成分です。「&ハニー」に配合されている洗浄成分はどれなのか…
それは、マーカーが引いてある成分たちです。実は配合されている洗浄成分は1種類じゃありません。ほとんどのシャンプーは数種類の洗浄成分を配合して洗浄力のバランスを調整しているんです!
洗浄成分も配合量の多い順で書かれています。
- ラウラミドプロピルベタイン
- オレフィン(C14~16)スルホン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- シア油グリセレス-8エステルズ
- ココイルグルタミン酸TEA
これだけの洗浄成分がこの順番で入っています。
それぞれの洗浄成分がどんな特徴を持っているかは、洗浄成分を一覧でまとめてあるので、そっちを参考にしてみてください!
【保存版】洗浄成分一覧!それぞれの特徴を比較してシャンプーを学ぶ!
それぞれの洗浄成分がどのくらい入っているかはメーカーにしか分かりません。ただ、入っている順番から、どんな特徴があるのかは想像できます!
今回のシャンプーはオレフィン(C14~16)スルホン酸Naの強い洗浄力をラウラミドプロピルベタインでマイルドにしながら、ラウロイルメチルアラニンNaでさっぱり洗うって感じです。
続いてその他の成分をチェック!
洗浄成分をチェックしたらその他の成分のチェックです。
まずは配合量の多い順にチェックしていきます!
- グリセリン
- コカミドDEA
この2種類は、配合量が多いですね。
グリセリンは保湿成分としてたくさんの化粧品に配合されます。髪や頭皮を保湿してしっとり仕上げてくれる大切な成分です。
コカミドDEAは気泡力の増強や泡質をよくする、増粘などの効果があります。
泡立ちをよくして、シャンプーの泡質をモッチリさせてくれます!
さっき見た洗浄成分と、これらの成分でシャンプーの90%以上は完成しています。
成分表の上の方を見ただけですが、このシャンプーの特徴が見えてきます。
- 泡立ちがよくて、泡質はモッチリ
- 仕上がりはしっとりめ
- 洗浄力はちょっと強め。
シャンプーの特徴を知ると、どんな頭皮や髪の状態に合うのかも何となく見えてきますよ!
例えばこのシャンプーは
「洗浄力が強めだから、乾燥肌や敏感肌はちょっと注意が必要かも」
「髪がしっとり仕上がるなら、髪のパサつきが気になってる人に向いてる」
「泡立ちや泡質が良いなら気持ちよくシャンプーできそう」
これを知ったうえでシャンプーを選ぶのと成分表を全く見ずにシャンプーを選ぶのとでは、いいシャンプーと出会える可能性は全然違います!
良いシャンプー = 自分の頭皮や髪に合ったシャンプーってことです。
さらに!
自分の髪や頭皮の状態に合わせてシャンプーを選べるようになるので、頭皮トラブル・ヘアトラブルの解決にもつながりますよ!
さっき紹介した「&ハニー」シャンプーとトリートメントについてもっと詳しく知りたい方はべつにまとめてあるのでそちらを参考にしてください!
さらに詳しく
2.注意が必要な「薬用」シャンプー!
実は、成分表を見る時に注意が必要なシャンプーもあるんです。
それが、薬用シャンプーです。
薬用シャンプーの成分表示は特別?
シャンプーは「化粧品」のほかに、「医薬部外品」があります。
「化粧品」のシャンプーは先ほど紹介した、いわゆる一般的なシャンプーです。
「医薬部外品」のシャンプーが薬用シャンプーなんです!
薬用シャンプーは厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されているシャンプーのことです!
薬用シャンプーの成分表示をチェックするときは注意が必要です!
先ほど紹介した成分表を見る時のポイントの「成分表は配合量の多い順に書いてある」が薬用シャンプーには使えません!!!
薬用シャンプーの成分表示には、こんなポイントがあります。
- シャンプーの成分をすべて表示しなくてもよい
- 成分の配合量が多い順に記載しなくてもよい
- 有効成分とその他の成分を分けて記載する
薬用シャンプーの成分表は、有効成分とその他の成分に分けて書かれています。
けれど、その他の成分は配合量通りに書かなくてもいいんです!
薬用シャンプーをチェックするときは、どんな洗浄成分が入ってるか分かるけれど、どの順番で配合量が多いかは、実は分からないんです!
「化粧品」シャンプーと「医薬部外品」シャンプーの表示方法をまとめてみます!
化粧品 | 医薬部外品 | |
表示方法 |
|
|
薬用シャンプーってどうやって見分けるの?
ここからは薬用シャンプーの成分表をチェックするときのポイントを紹介していきます。
これは「ミノン 薬用ヘアシャンプー」の成分表です。
まず、「化粧品」のシャンプーか「医薬部外品」のシャンプーか見分けるのは、簡単です!
成分表の近くに医薬部外品と書いてあります。そうしたら、「医薬部外品」のシャンプーです!
薬用シャンプーの成分表をチェックするときのポイントは3つです。
- 有効成分をチェック
- 洗浄成分をチェック
- その他の成分をチェック
基本的には、「化粧品」のシャンプーとチェックするところは変わりません。ただ、有効成分は必ずチェックしてくださいね!
「ミノン 薬用ヘアシャンプー」も簡単にチェックしてみましょう。
有効成分
有効成分はグリチルリチン酸2Kという成分です。これは、頭皮の炎症を抑える成分です。
フケや頭皮のかゆみを予防・防止する効果が期待できます。
洗浄成分
洗浄成分は緑色でマークしてあるところの成分になります。薬用シャンプーは洗浄成分の名前の表記が違っています。
- ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸TEA液 → ココイルグルタミン酸TEA
- ラウロイルメチル-β-アラニンNa液 → ラウロイルメチルアラニンNa
- ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 → コカミドプロピルベタイン
「ミノン 薬用ヘアシャンプー」はアミノ酸系とベタイン系の洗浄成分が配合されていて、頭皮や髪に優しくシャンプーできます!
その他の成分
「ミノン 薬用ヘアシャンプー」はその他の成分はBGなどの保湿成分は配合されているくらいです。
それもしっかりと理由があることなんです。
成分表示から分かること
薬用シャンプーはそれぞれの洗浄成分の配合量が多い・少ないは分からないので、どの洗浄成分が使われているか、に注目しましょう!
今回の成分表示から分かることをまとめますね
- アミノ酸系・ベタイン系の洗浄成分で頭皮を優しく洗い、清潔にする
- 有効成分でフケやかゆみを予防する
「ミノン 薬用ヘアシャンプー」は頭皮にトラブルがある方にとってもおすすめなシャンプーです。
もっと詳しい内容が知りたい方はぜひこちらも合わせて読んでみてください!
さらに詳しく
まとめ
いかがでしたか。
今回はシャンプーの成分表示をチェックするときのポイントを紹介しました。
成分表示をチェックできれば、そのシャンプーがどんな特徴があるのか、予想できます。
自分にピッタリのシャンプーに出会うために、次にシャンプーを買うときは、ぜひ成分表示をチェックしてみてください!