サロントリートメントと市販のトリートメントって、同じトリートメントなのに、違いって分かんないですよね…
「サロントリートメントの方がキレイな髪になるんだろうけど…違いは分かんない」
「サロントリートメント、興味はあるけど、なんであんなに値段が高いの?」
そう思っている方も多いんじゃないでしょうか。
なので今回は、サロントリートメントと市販のトリートメントの成分や効果の違いについて詳しく紹介したいと思います!
1.市販とサロンのトリートメントは何が違う?
出典:週間weekle
髪質やダメージなど、お悩みに合わせて使うトリートメントですが、市販とサロンのトリートメントには、どんな違いがあるんでしょうか。
大きな違いは4つです。
サロントリートメントはサロンでトリートメントをしてもらう施術のことです。
市販トリートメント | サロントリートメント | |
補修力 | 髪の表面をコーティング | 髪内部の補修と表面のコーティング |
手順 | 1回塗布して洗い流す | 数回塗布して洗い流す |
価格 | 千円前後 | 数千円 |
仕上がり | さらさら、ツヤツヤ | さらさら、ツヤツヤ |
髪の補修力が違う
やっぱり、トリートメントの効果といえば「傷んだ髪の補修」ですよね!
トリートメントの目的は「髪の内部を補修すること」と「髪の表面をコーティングしてダメージから髪を守ること」の2つです。
- 市販トリートメントは「髪の表面をコーティングしてダメージから髪を守る効果」が強い。
- サロントリートメントは「髪の内部を補修すること」と「髪の表面をコーティングしてダメージから髪を守ること」が両立できる。
市販トリートメントは髪の内部を補修することよりも、髪の表面をコーティングする効果がかなり強いのが特徴です。
トリートメントをつける手順
まず1つ目は、トリートメントをつける手順です。
市販のトリートメントはシャンプー後、髪に塗ってから洗い流しますよね。
サロントリートメントはシャンプー後、塗る回数が違います。少なくても2回はトリートメントを髪に塗って、洗い流すを繰り返します。
どうしてこうするのかは、あとから解説していきますね!
価格が違う
一番気になる違いはやっぱりここじゃないでしょうか。価格が全然違います。
市販のトリートメントは1つで千円くらいなのに、サロントリートメントは1回数千円します。
いくら美容師さんにやってもらうって言っても、高すぎな気もしませんか?
この秘密も後から解説していくので、ぜひチェックしてください!
仕上がりの違い
最後の違いは「仕上がり」です!
これはご想像通りかもしれませんが、サロントリートメントの方がキレイな髪に仕上がり、髪の補修効果も高いです。
値段が違うので当然でしょ!って思われるかもしれませんが、これにもしっかりと理由があるんです。
次に詳しく解説していきます。
サロントリートメントは市販のトリートメントよりも、値段も効果も高いです。同じトリートメントなのに、どうしてそんなに違うんでしょうか。
その秘密は次で詳しく解説していきます
2.サロントリートメントの特徴を徹底解説
ここからはサロントリートメントの特徴を詳しく紹介していきます。
サロントリートメントは2回以上髪に塗る
サロントリートメントは髪質やダメージレベルによって、数種類のトリートメント剤を組み合わせて、塗っています。
そもそも、トリートメントは髪を補修してくれるヘアケアアイテムと思われている方が多いと思いますが、
- 髪の内部を補修する
- 髪の外側をコーティングする
この2つがトリートメントのできることです。
サロントリートメントは髪の内部を補修する成分を塗って、髪に浸透させて洗い流した後に、髪の外部を補修する成分を塗って、髪をコーティングしているんです。
なので、しっかりとトリートメントの成分を髪の内部と外部に届けることができるんです!
価格は数千円はする
サロントリートメントは、1回の施術で数千円します。
美容師さんにやってもらうから…という理由だけではなく、自分の髪に合わせた補修剤・保護剤を数十種類から選んで配合してくれているからなんです。
さらに、髪の内部を補修する成分はどうしても値段が高くなってしまうんです。
サロントリートメントは髪内部へしっかりと補修成分を届けるために補修剤の濃度を濃くしています。高価な成分をより多く使っているので、自然と値段も高くなってしまうんです。
内部補修+表面の保護で仕上がりはとってもキレイな髪に
トリートメントの成分や髪への浸透のさせかたに徹底的にこだわっているのがサロントリートメントです。
なので、どうしても値段は高くなってしまいます。
ただ、仕上がりはすごくキレイな髪になります。髪内部まで補修剤を届けた後に髪の外側をコーティングするので、サラサラ・ツヤツヤの髪に仕上がります。
3.市販トリートメントの特徴を徹底解説
出典:CALON 銀座
ここからは市販トリートメントの特徴をご紹介していきます。
市販トリートメントはサロントリートメントよりも価格と使いやすさを重視しています。
市販トリートメントを塗るのは1回だけ
市販トリートメントはシャンプー後、髪に塗ってから洗い流しますよね。
それが正しい使い方ですし、そう使うように設計されています。サロントリートメントと同じように、2回も3回も塗って流してを繰り返しても意味がありません。
サロントリートメントは「髪の内部を補修する成分」と「髪外部をコーティングする成分」を別々に髪に塗っていましたよね。
市販トリートメントは「髪の内部を補修する成分」と「髪の外側をコーティングする成分」が一緒に配合されているんです!
両方の成分が一緒に配合されているなら、一度に内側の補修と外側のコーティングが同時にできるから便利じゃん!
と思うかもしれませんが、そんなうまくはいかないんですよね…
成分の大きさのお話
トリートメントに配合されている「髪の内部を補修する成分」と「髪の外側をコーティングする成分」の大きさを比べた時に、髪の外側をコーティングする成分の方が大きいんです。
髪の奥まで成分を浸透させるには、成分の大きさをできるだけ小さくしないといけません。
当然、髪の表面をコーティングする成分は髪の表面にとどまらないといけないので、大きさは大きくなるんです。
サロントリートメントは小さい成分→大きい成分と順番に髪につけていったので、届けたい成分を届けたい場所へ届けることができたんですが、市販トリートメントは両方の成分が一緒に髪に塗られます。
なので、髪の外側をコーティングする成分が髪に蓋をしてしまうと、髪の内部を補修する成分が髪の内側へ入っていけないんです…
しかも、市販トリートメントは髪の外側をコーティングする成分の方がたくさん入っているので、髪の外側をコーティングする能力の方が高いんです!
価格は千円くらい
市販トリートメントの値段は千円くらいです。サロントリートメントと比べれば、かなり安いです。
市販トリートメントは使う人の髪質やダメージレベル、使用方法に左右されにくく、どんな人が使っても同じような仕上がりになるように設計されています。
美容師さんに成分を選んでもらう、施術してもらう分値段が安くなりますが、成分の濃度もかなり違っています。
市販のトリートメントは髪の外側をコーティングする成分の量がとっても多いんです。
髪の外側をコーティングする成分は主にシリコンです。
シリコンは髪の内側を補修する成分に比べれば安く作れるので、シリコンの量が多くなれば自然とトリートメントの値段も安く作ることができます。
一つ誤解しないでほしいのが、シリコンは悪い成分じゃありません。
ヘアケアには重要な成分ですし、ほとんどのトリートメントに配合されている成分といってもいいくらいです。
シリコンについては、こちらで詳しくご紹介しているので、合わせてよんでみてください!
ノンシリコンならアミノ酸シャンプー?シリコンの正体と上手な付き合い方を解説!
表面の保護だけだが、仕上がりはキレイな髪になる
市販トリートメントは髪の外側をコーティングする機能が高いので、仕上がりはキレイな髪になります。
サロントリートメントよりも、内部を補修できませんが、指通りも良くなりますし、サラサラツヤツヤだと感じる髪になります。
4.キレイな髪を維持するには自宅のケアがポイント!
今回はサロントリートメントと市販のトリートメントの違いを比較してご紹介しました。
サロントリートメントの方が、やはり髪を補修する効果が高いので、髪のダメージが気になる方やキレイな髪を維持したい方は美容師さんに相談して、サロントリートメントをしてもらってみてください!
ただ、サロントリートメントの効果を持続させるためには、自宅でどれだけ髪をケアできるかがポイントです。
どんなトリートメントを使うかも重要ですが、自宅でのヘアケアはどんなシャンプーを使うかがまずは一番にチェックしていただきたいポイントなんです!
トリートメントの話をしていたのにどうしてシャンプーなの?と思うかもしれませんが、詳しくはこちらを読んでみてください。
自宅のヘアケアには、まずシャンプーが一番大切だということを熱弁してます(笑)
自宅のヘアケアはとにかくシャンプーが大切|その理由をお伝えします